コンセプト京都で、暮らしに用いられる紐たち。美しいリボン・真田紐は、古来チベットから経典に結わえられ航路で日本に伝わりました。細く裂いた和紙を撚りあわせた紐・こよりは、着物を包む畳紙に結わえられていました。長いストーリーが込められたこの素材を、現代の暮らしの道具と取り合わせます。春、心浮き立つほどにメランコリックになる。この繊細な心象を表す季語「春愁」を灯りに見立てます。